建設現場などに設置される朝顔とは?種類や役割、設置基準をご紹介

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建設現場などに設置される朝顔とは?種類や役割、設置基準をご紹介いたします

今回は仮設資材の朝顔についてご紹介いたします。

朝顔とは、仮設足場で使用される防護柵です。道路などに面した工場現場で足場からはみ出した状態で設置し、仮設足場からの落下物が通行人などに危害を与えないように足場に取り付けられます。
上向きに傾斜した防護棚の姿が、花の朝顔のようなに見えることに由来し、建設業界ではこのような防護棚を「朝顔」と呼びます。

今回は建設現場などに設置される朝顔とは?種類や役割、設置義務の有無、設置基準について詳しくご紹介いたします。

 

仮設資材の朝顔とは?

朝顔とは、上向きに傾斜した防護棚の姿が花の朝顔のようなことに由来し、建設業界ではこの防護棚のことをさします。材質は主として鋼製でユニット化されており、アルミ製のものもあります。

仮設足場の上で作業する職人が、万が一にも道具や資材を落下させてしまうと、現場の下を歩く人に大きな怪我を負わせてしまう危険性があります。

そこで、道路などに面した工場現場で足場からはみ出した状態で設置し、仮設足場からの落下物が通行人などに危害を与えないようする役割があります。

朝顔の正式名称は?

朝顔は見た目からついた名前で正式名称はなんていうのか気になりますよね。
厚生労働省の「国土交通省の仕様書に基づいた足場等の安全対策」によると記載されています。

第三者を対象とした措置 【公衆災害防止対策】 現場の立地条件等を考慮し、必要に応じて以下の中から適当なものを設置
  • メッシュシート
  • 垂直養生ネット
  • 防音パネル
  • ネットフレーム
  • 防護棚(朝顔)

つまり、『防護棚』が正式名称ですが、仕様書に記載されている通り、法律用語としても『朝顔』という名称も通用します。

また、「落下物防護用施設」とも呼ばれますが、「防護棚(朝顔)」という名称が使われているので、行政提出書類等を書く際にも安心して朝顔と記載ください。

一方、建設基準法施行令では、以下のような書き方になっており、「鉄網」という言葉が使われています。

建築工事等を行なう場合において、建築のための工事をする部分が工事現場の境界線から水平距離が5m以内で、かつ、地盤面から高さが7m以上にあるとき、その他はつり、除却、外壁の修繕等に伴う落下物によつて工事現場の周辺に危害を生ずるおそれがあるときは、国土交通大臣の定める基準に従つて、工事現場の周囲その他危害防止上必要な部分を鉄網又は帆布でおおう等落下物による危害を防止するための措置を講じなければならない。(建設基準法施行令 第136条の5 落下物に対する防護)

朝顔の設置義務について

朝顔は労働安全衛生法に基づく施行規則で『防網』という言葉で記述されており、建築基準法で設置を義務付けられています。
第537条
事業者は、作業のため物体が落下することにより、労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、防網の設備を設け、立入区域を設定する等当該危険を防止するための措置を講じなければならない。

上記のように朝顔は現場の周辺を通る人々などの安全のために設置することが義務付けられています。

朝顔の設置基準について

朝顔の設置基準は、足場の高さが10m以上の際には1段以上の設置、20m以上では2段以上の設置が義務付けられており、突き出す長さは、足場から水平距離で2m以上、斜めの角度は20度以上とされています。

建設基準法施行令では、朝顔の設置基準は以下のようになっています。

第136条の5 落下物に対する防護
2
建築工事等を行なう場合において、建築のための工事をする部分が工事現場の境界線から水平距離が5m以内で、かつ、地盤面から高さが7m以上にあるとき、その他はつり、除却、外壁の修繕等に伴う落下物によつて工事現場の周辺に危害を生ずるおそれがあるときは、国土交通大臣の定める基準に従って、工事現場の周囲その他危害防止上必要な部分を鉄網又は帆布でおおう等落下物による危害を防止するための措置を講じなければならない。

防護棚(朝顔)の設置基準は以下の通りです。

  • 朝顔及び朝顔を支持する斜材の取付けは、腕木材を取り付けた位置の支柱とする。
  • 朝顔及び朝顔を支持する斜材を取付けた位置の内側支柱に壁つなぎを設ける。朝顔の取付けに伴い、足場支柱に圧縮力及び引張力がかかる位置には水平方向全スパンに壁つなぎを設ける。
  • 地上から10m以上の足場では1段以上、20m以上の場合は2段以上取付ける。朝顔の突出しの長さは足場から水平方向に2m以上とし水平面に対する傾きは20度以上必要。
  • 万能板はすき間なく全面に張る。

上記が朝顔を設置する際の基準となります。

朝顔の組み立て方法

朝顔の役割や設置義務、設置基準については理解いただけましたでしょうか?
ここからは朝顔の組み立ての流れについて説明していきます。
朝顔の組み立て手順は以下の通りです。

  1. 直線部のフレーム受け金具・斜材受け金具を組み立てる
  2. コーナー部の隅フレーム受け金具・隅斜材受け金具を組み立てる
  3. 妻側部の妻側フレーム受け金具・妻材斜材受け金具を組み立てる
  4. 直線部の朝顔を組み立てる
  5. 妻側部の朝顔を組み立てる
  6. コーナー部の朝顔を組み立てる

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は建設現場などに設置される朝顔とは?種類や役割、設置義務の有無、設置基準について詳しくご紹介いたしました。
改めて朝顔のおさらいをしておきます。

道路などに面した工場現場で足場からはみ出した状態で設置し、仮設足場からの落下物が通行人などに危害を与えないように足場に取り付ける防護棚を朝顔いいます。

  • 仮設足場からの落下飛来物を防ぐための斜めに取り付けた棚のことをその形状が花の朝顔ににていることから「朝顔」と呼ばれる。
  • 厚生労働省の書類にも「防護棚(朝顔)」との記載がある通り、「朝顔」という名称は行政書類などでも使用可能。

ASNOVA編集部からのコメント

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