建築業界におけるSNS運用について。ポイントを解説します。
サービス
近年、コミュニケーションの手段は、携帯電話に移行が進み、今日ではLINEが大きな存在感を示しています。例えば、LINEの利用率は、全体で2014年の55.1%から2024年には94.9%へと増加しました。高齢者層でも、60代の利用率が2014年の11.3%から2024年の91.1%へと増加しています。
LINE利用率の推移(年代別).png)
他のSNSについても、例えば、X(旧Twitter)やInstagramの利用率が伸びています。全般的に若年層の利用率が高い傾向にありますが、2024年には、X、Instagramは全体の半数程度が利用しているほか、50代でも2024年に4割以上が利用するなど、幅広い年齢層に利用が拡大しています。
X、Instagram利用率の推移(年代別)
引用:総務省 情報通信統計データベース 関係情報:情報通信関連:情報通信白書令和7年版
現代の企業経営において、SNS運用は避けて通れない重要な戦略の一部となります。建築業界も例外ではなく、中小規模の足場業者等も口コミやホームページによって集客しているだけでは不十分となってきています。今回のコラムでは、足場業者等がSNSを運用する際の利点と課題について詳しく解説します。
目次
SNS運用の利点
認知度の向上
SNSを利用する最大のメリットの一つは、認知度を短期間で向上させることが期待できる点です。SNSでは多くの人々にリーチすることが容易であり、拡散力の強いプラットフォームを活用することで、短期間で多くのフォロワーを獲得することが可能です。
ブランディングの強化
SNSを活用することで、業者のブランドイメージを強くすることができます。施工風景や従業員の声などを定期的に発信することで、自社の使命や価値観を明確に伝えられます。これにより、競合他社との差別化を図ることができ、顧客に「選ばれる」業者となる機会を得ます。
顧客とのコミュニケーション
SNSは直接的な顧客とのコミュニケーションの場としても有効です。利用者からのコメントやメッセージに迅速に対応することで、信頼性を高め、顧客満足度も向上します。さらに、双方向のコミュニケーションが図れることで、ニーズを的確に把握し、新たなサービスの展開にも生かせます。
集客力アップ
足場業者はローカルな需要が大きいことが多いため、地域に特化した情報発信が重要です。SNSでは地元の顧客にリーチしやすく、位置情報を活用したターゲティング広告を用いることで、効率よく集客が可能です。これにより、新規契約の獲得や既存顧客のフォローアップが劇的が向上が期待できます。
コストパフォーマンスの向上
従来の広告媒体と比べ、SNS運用はコストが低く、その費用対効果が非常に高いです。多くのSNSは無料で利用でき、広告を出す際も予算に応じたプランを選択できます。その結果、中小規模の足場業者でも手軽に始められ、限られた予算で最大の効果を得ることが可能です。
手軽に始められる一方で注意も必要です。
SNS運用の注意点
炎上リスクの存在
SNS上の情報は瞬時に広まるため、不適切な投稿や意図しないユーザーの反応が原因で、ブランドイメージにダメージを与える可能性があります。いわゆる「炎上」が発生すると、信頼回復には多大な時間と労力を要するため、慎重な運用が求められます。 このため、投稿前に複数人で見直すなど、客観的に内容へ目を通し、丁寧に対応しましょう。衝動的な投稿は絶対に避けるべきです。
継続的なコンテンツ創出の課題
SNS運用の効果を最大化するためには、定期的かつ魅力的なコンテンツの発信が必要です。しかし、これは多くの場合、社内リソースを圧迫します。特に、コンテンツの質を維持しつつ新しい発想を取り入れ続けることは、企業にとって大きな課題となります。全体のマーケティング戦略の中でSNS運用の位置づけを明確にし、長期的な視点で取り組むことが重要です。
当社のSNSについて
当社はお客様とのコミュニケーションを大切にし、最新情報やお得な情報をお届けするため、以下のSNSを開設しております。是非、当社のアカウントをフォローいただき最新情報をお見逃しなくご利用いただければ幸いでございます。
X:ASNOVA IRー「カセツ」の力で、社会に明日の場を創りだす。
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まとめ
企業におけるSNS運用は炎上リスク回避や継続的なコンテンツ創出を課題として捉え、計画的に解決策を講じることが重要です。しかし戦略的に行うことで、事業の成長や顧客基盤の拡大に直結する重要な要素となります。ビジネスの新たな可能性を開くために、今こそSNSの効果的な活用を考えてみてはいかがでしょうか。