SAFEコンソーシアムとは

厚生労働省が2022年6月20日に設立した、「労働災害」防止の取り組みを進める活動体の名称です。
「Safer Action For Employees（SAFE）」
働く人だけでなく、家族、事業者、地域の全ての人の幸せのために、労働災害を改めて社会問題としてとらえ、顧客も含めたステークホルダー全員で解決策を考え、取り組んでいます。
SAFE コンソーシアムポータルサイト 

コンソーシアムの趣旨・目的

働き方改革の考え方自体は世間に浸透し、働きやすい職場をつくることについての理解は進んできているものの、職場の安全衛生の状況を見ると、人生100年時代を迎えた高齢化の進展、産業構造の変化、働き方の多様化などを背景として、転倒・腰痛等の労働災害の増加が続いており、これに歯止めをかけることが喫緊の課題となっています。企業においては人的資本への投資が重要であるという認識が広まってきている一方で、日常生活でも起こりうる転倒・腰痛等については、その防止に取り組むメリット・デメリットがわかりづらいことで、企業や労働者の行動変容につながっていない状況もあります。
本コンソーシアムは、このような課題の解決を進めるため、「Safer Action For Employees（SAFE）」を旗印に、社会全体として安全で安心して働ける職場づくりのプライオリティを上げ、加盟者が互いの知恵を共有しながら取組を進めていこうとするものです。

加盟メンバーの構成

取組

１．加盟メンバーの地位向上（ロゴマークの利用、コンソーシアムの活動の発信）
２．優良事例の表彰、コンソーシアム内外への発信（SAFEアワード）
３．好取組事例や労働災害防止対策サービスの共有、コンソーシアム事務局主催イベント等によるマッチングによる新たな取組の創出
４．安全で安心して働ける職場の実現に向けた協議・周知啓発（シンポジウム）

加盟のメリット

SAFEコンソーシアムに参加することで、企業は以下のようなメリットを享受することができます。
１．ロゴマークの掲示や「SAFEアワード」による労働安全衛生への取組のPR
２．加盟メンバー間での取組事例の共有や適切なサービスの利用による企業等内での労働安全衛生水準の向上、労働災害損失の減少
３．加盟メンバー間の労働災害防止・健康増進事業やサービスのマッチング

当社の取組

当社も常日頃からSAFEコンソーシアムの趣旨である「労働災害」防止に熱心に取り組んでおり、この度、SAFEコンソーシアムに加盟いたしました。

当社では、以下の安全衛生方針を掲げ、社員全員が規定を守り安全且つ健康に安全衛生を改善しています。
・安全と健康を最優先します。
・安全で健康的な労働条件を提供します。
・労働安全衛生目標の達成に向け、全員参加で取り組みます。
・労働安全衛生法令を守ります。
・不安全状態や不安全行動をなくし、労働安全衛生リスクを低減し続けます。
・仕事の改善を続けてまいります。
・労使協議や安全衛生委員会で風通しの良い職場を守ります。

ISO45001導入

当社では2022年2月 京都京田辺センターが初回認証登録されました。京都京田辺センターで行っている活動内容を全センターへ横展開していくことで、どの機材センターにおいてもより安全により健康的に誰もが安心して業務を行えるよう活動を続けております。
参照コラム：ISO450001　労働安全衛生マネジメントシステムの取り組みについて

仮設工業会指定工場取得

仮設工業会指定工場とは、経年仮設機材に関する安全性を確保するため、「経年仮設機材管理基準適用工場規程」に基づく社内管理規程により機材の整備・修理等を適正に管理する機材センターを認定するもので、当社でも順次、各センター取得を継続しております。

その他安全への取組

・安全教育の実施（動画視聴、研修）
・安全ルールポスター掲示

・フォークリフト点検（毎月・年次）
・熱中症対策（尿識別チェック、空調服・ヘルメットインナー、スポーツドリンク・塩飴支給）

まとめ

今後、SAFEコンソーシアムは幅広い関係者（企業、団体等）の参画を募り、企業等が「労働安全衛生」にコミットする仕組みをつくること、労働安全衛生の社会的価値を押し上げていくこと、労働安全衛生が「自走」する仕組みをつくることを望んでいます。当社でも安全な職場づくりを一層進めることで、従業員それぞれが持つポテンシャルを最大限に引き出し、お客様に対しては最大限のパフォーマンスで安全と安心を提供できる様に努めていきます。