丸太足場とは?特徴や足場の組み立ての法規則をご紹介

足場のTIPS

丸太足場とは?特徴や足場の組み立ての法規則についてご紹介いたします

足場を構成する部材には、いくつかの種類があり、現在の主流は鋼管で組む鋼管足場です。鋼管足場も、単なる単管パイプや、枠型の専用部材など、いくつか種類に分かれます。

今回は、かつては主流だった丸太足場について、丸太足場とはなにか、特徴や足場の組み立ての法規則について詳しくご紹介いたします。

丸太足場とは?

丸太足場とは、杉、ヒノキ等の細い間伐材を鉄線で締め上げて固定する昔ながらの足場のことを指します。
日本においては、足場といえば古くから丸太足場のような木材でつくられていました。
しかし、近年では組み立てや解体に手間がかかること、また、安全性の観点から金属製の足場に取って代わりつつあり、日本では利用することが随分と減ってきました。
住宅や低層ビル等の塗装、解体工事にはいまだに使われている場合が稀にあります。

丸太足場の特徴

丸太足場のメリットは、建築物の形状に合わせて自由に組み合わせることが可能で、必要に応じてその場で加工することです。
さらに、鉄材に比べて弾力性があるので、建築物にやさしく、傷をつける可能性が減少します。

一方、丸太足場のデメリットは、材質が木のため劣化が早いこと、そして木材の中の劣化がわかりづらいことです。
また、材質が一定ではないので、丸太ごとで強度が異なり強度計算がしづらく、また濡れるとすべりやすく危険が伴います。

丸太足場の緊結方法

丸太足場は、丸太には杉やヒノキ材を使用し、緊結には径4.19~3.40cmのなまし鉄線を用いてます。

丸太足場の現代版とも言えるのが単管足場とよばれるものです。丸太足場の緊結方法・組み方は単管足場と非常に似ています。

丸太足場を使用する場合も、他の足場同様に安全衛生規則の基準に適合しなければなりません。

安全衛生規則:第三款 丸太足場

第五百六十九条(丸太足場)
事業者は、丸太足場については、次に定めるところに適合したものでなければ使用してはならない。
一 建地の間隔は、二・五メートル以下とし、地上第一の布は、三メートル以下の位置に設けること。
二 建地の脚部には、その滑動又は沈下を防止するため、建地の根本を埋め込み、根がらみを設け、皿板を使用する等の措置を講ずること。
三 建地の継手が重合せ継手の場合には、接続部において、一メートル以上を重ねて二箇所以上において縛り、建地の継手が突合せ継手の場合には、二本組の建地とし、又は一・八メートル以上の添木を用いて四箇所以上において縛ること。
四 建地、布、腕木等の接続部及び交差部は、鉄線その他丈夫な材料で堅固に縛ること。
五 筋かいで補強すること。
六 一側足場、本足場又は張出し足場であるものにあつては、次に定めるところにより、壁つなぎ又は控えを設けること。
イ 間隔は、垂直方向にあつては五・五メートル以下、水平方向にあつては七・五メートル以下とすること。
ロ 鋼管、丸太等の材料を用いて堅固なものとすること。
ハ 引張材と圧縮材とで構成されているものであるときは、引張材と圧縮材との間隔は、一メートル以内とすること。
2 前項第一号の規定は、作業の必要上同号の規定により難い部分がある場合において、なべつり、二本組等により当該部分を補強したときは、適用しない。
3 第一項第六号の規定は、窓枠の取付け、壁面の仕上げ等の作業のため壁つなぎ又は控えを取り外す場合その他作業の必要上やむを得ない場合において、当該壁つなぎ又は控えに代えて、建地又は布に斜材を設ける等当該足場の倒壊を防止するための措置を講ずるときは、適用しない。

今でも丸太足場が活躍する現場

丸太足場は、鋼管足場が組めない場所や神社仏閣等の文化財の工事においては、まだまだ現役で利用されています。

たとえば、国宝や重要文化財の改修工事の多くの現場で丸太足場を見かけます。
このような改修工事では、技術の伝承という観点から歴史的使命をもって丸太足場を使い続けているといいます。

また、丸太足場では天然木を使っているため、世界中から拝観に訪れる観光客に与える工事中の違和感を和らげる効果もあるようです。

現在の足場のほとんどはくさび式緊結足場であり、丸太足場は現在実用性のある足場技術とはいえません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、かつては主流だった丸太足場について、丸太足場とはなにか、特徴や足場の組み立ての法規則について詳しくご紹介いたしました。

丸太足場は、日本でも主流の足場の組み方で杉・ヒノキなどの木材を使った足場ですが、現代ではくさび式緊結足場が主流となっております。

ASNOVA編集部からのコメント

材質が気のため、劣化は早いですが、歴史の長い手法を使った丸太足場って魅力的ですよね!
今はくさび緊結式足場が主流となっているため、丸太足場が使われる機会はないかと思いますが、
杉やヒノキなどでつくられている建築物というだけで、とても魅力的に感じますね。

ASNOVA編集部

ASNOVA編集部の柴山です♪足場に関する豆知識や業界情報を定期的に発信しています!ちょっとした暇つぶしにご覧ください!

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