ビケ足場とは?特徴やくさび緊結式足場との関連、違いなどをご紹介
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ビケ足場とは?特徴やくさび緊結式足場との関連、違いなどをご紹介いたします。
建設現場で使用される足場は、作業の効率を上げるだけでなく、作業員の安全を守るためにも重要なものです。
足場には、単管足場や枠組足場、くさび緊結式足場(くさび式足場)など様々な種類がありますが、その中に「ビケ足場」と呼ばれる足場があります。
今回はビケ足場とは何か、特徴やくさび緊結式足場との関連や違いなどについて詳しく紹介していきます。
ビケ足場とくさび式緊結足場の違い?
まずは、くさび緊結式足場=ビケ足場、またはビケ足場とくさび式緊結足場が違うものだと思っている方がいますが、正式にはビケ足場とは「くさび式緊結足場」の一種であり、特定メーカーの商品名であり、一般的にくさび緊結式足場の代名詞と使われることが多いということです。
「ビケ足場」は、1980年に株式会社大三機工商会(現:株式会社ダイサン)が開発した日本初の「くさび式緊結足場」の商品名であり、くさび式緊結足場の中には4種類(A・B・C・フランジ型)のタイプがありますが、ビケ足場は「Bタイプ」の種類に該当します。
くさび緊結式足場は、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱として手摺や筋交等を支柱の緊結部にくさびで緊結して組み立てる足場です。
株式会社ダイサンは日本で初めて日本古来の伝統建築技法の一つである「楔(くさび)」を緊結部に用いて、足場にくさび方式を採用した「ビケ足場」を開発しました。
その当初、ビケ足場は建設業界に強いインパクトを与え、大ヒットし広く普及していったため、業界ではくさび緊結式足場のことを通称「ビケ足場」と呼ぶことも多く、商品名がくさび緊結式足場の代名詞として今でも広く使われています。
しかし、くさび緊結式足場の全ての種類が「ビケ足場」ではないこと、またくさび緊結式足場のBタイプが全て「ビケ足場」ではないことを念頭に置いてください。
ちなみに、ビケ足場の由来は、建築現場を「美しく形作る(美形/ビケイ)」という意図や、無理のないきれいな足場を組むという意味から「美型(ビケ)」という名前がついたとされています。
ビケ足場とビティ足場の違い?
ビケ足場は「ビティ足場(ビデ足場/ビテイ足場)」と名称が似ているため間違えられることが多くありますが、ビティ足場は枠組足場の一種で、主に中高層建築の施工に使用されます。
こちらは1952年(昭和27年)にアメリカのビティ・スキャホード社からの輸入もしくは考案者であるデビッド・イー・ビティ氏の名前に由来していると言われています。日本で開発した 日鉄建材のビティ式足場の製品名であるビテイ足場としても知られています。
ビケ足場とビティ足場は別の種類の足場になるので、絶対に間違えないように注意しましょう。
くさび緊結式足場 AタイプとBタイプの違い
株式会社ダイサンのビケ足場は、くさび緊結式足場のBタイプに部類されると記載しましたが、確認のために当社で扱っているAタイプとBタイプの違いを記述しておきます。
1層(1段)の高さはAタイプが1,800mmに対し、Bタイプは1,900mmと少し大きめに作られています。そして、支柱のコマピッチ(ポケット間隔)はAタイプが約450ピッチであり、Bタイプが約475ピッチとなっております。
当初くさび緊結式足場は戸建て住宅や狭小住宅ががメインとされていたことから、住宅の2階までの高さに合うように作られたと言われています。Bタイプであれば支柱2本のサイズ。

また、狭小地などで使用してきた一側足場において、作業員の安全を図るためBタイプには、ブラケットにコマ、そして踏板の一方にクサビを付けて踏板の片側を緊結することで揺れが少ないとも言われています。

ここからは、ビケ足場を含む「くさび緊結式足場」の内容をまとめて解説していきます。
くさび緊結式足場が現場で採用される理由
住宅建築の外壁塗装やメンテナンスを行う際には、一般的にビケ足場などの「くさび緊結式足場」が採用されます。
日本においてビケ足場が登場し、くさび緊結式足場が普及するまでの住宅用の足場は、丸太などで組まれることがほとんどで、安全性・作業性・耐久性など、多くの問題をかかえていました。
※丸太足場に関してはこちらをチェック。
しかし、シンプルな構造ながら安全性・作業性・耐久性にすぐれ、組み立てや解体もハンマー1本で簡便に組み立てのできるくさび緊結式足場の活躍により、足場作業の安全対策と施工能力向上という二つの問題が一挙に解決されました。
近年では、くさび緊結式足場は木造家屋など低層住宅用の足場として使用されるだけでなく、中層建築工事や高層建築物の外壁の塗り替えなどの短期間の補修工事にも使用されるケースが増えてきています。
くさび緊結式足場の特徴とは?
まずは、くさび緊結式足場にはどのようなメリット・デメリットがあるのかを確認していきます。
くさび緊結式足場のメリット

ハンマー1本で組み立て・解体が可能
くさび緊結式足場はそれまでの足場と異なり、ハンマーひとつで設置できることが最大のメリットです。緊結部のついた支柱にブラケットをハンマーで打ち込み、手すりや踏み板などの部材を組み合わせていきます。
複雑な形状の建物でも足場が組みやすい
組み合わせ方によって建物に合った足場を作ることが可能なため、狭い場所や複雑な形状の建物でも足場を組むことができます。
工事期間が短い
くさび緊結式足場はハンマーだけで簡単に設置できるため、他の足場に比べ組み立てや解体作業に時間がかかりません。そのため、足場の設置時間が短縮でき、全体の工事期間も短くできます。
コストの削減につながる
他の足場と比べると組み立て・解体作業を簡単に行えます。また、重量が軽くコンパクトにすることができるので、他の足場に比べて少ない人数で運ぶことができ、人件費や運搬費などを抑えられて低コストで施工できます。
くさび緊結式足場のデメリット
高層の施工には適していない
高層建築の施工を行う場合、重量があり、強度や安定性のある枠組足場が主に使用されます。中高層現場にも用いられるくさび緊結式足場も増えてきましたが、その中でも特にビケ足場は低層住宅や低中層建築の施工に適した足場となっています。
組み立て時の作業音が大きい
くさび緊結式足場はハンマーで打ちつけて部材を組み合わせていく特性上、打ちつける金属音が周囲に響くため、作業音が大きく周辺住民などからクレームが入ることもあります。そのため、設置や解体作業の際には、騒音が悩みの種になります。

くさび緊結式足場の設置基準
ビケ足場などのくさび緊結式足場は、「くさび緊結式足場の組立て及び使用に関する技術基準 」でビル工事用と住宅工事用で使用できる高さを定められています。 一般社団法人 仮設工業会」 くさび緊結式足場の組立て及び使用に関する技術基準
(1) ビル工事用くさび緊結式足場
くさび緊結式足場のうち、ビル工事等の建築、補修及び解体工事等に使用されるもので、高さ 45m 以下で使用する本足場をいう。
(2) 住宅工事用くさび緊結式足場
くさび緊結式足場のうち、軒の高さ 10m 未満の木造家屋等低層住宅の建築、補修及び解体工事等に使用される足場をいう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ビケ足場とは?特徴やくさび緊結式足場との関連、違いなどについてご紹介いたしました。
改めて内容のおさらいをしておきます。
- ビケ足場は株式会社ダイサンが日本で初めて開発した「くさび緊結式足場」であり、商品名である
- 日本に広く普及したことから業界ではくさび緊結式足場のことを通称「ビケ足場」とも言われるがくさび緊結式足場=ビケ足場ではない
- 「くさび緊結式足場」Bタイプ の足場の種類にビケ足場も含まれる
- くさび緊結式足場は、それまで使用されていた足場とは異なり、ハンマーひとつで設置できるのが特徴で最大のメリット
ASNOVA編集部からのコメント
ASNOVAがレンタルしている足場は【くさび緊結式足場】のAタイプで高さが1,800mmタイプとなります。とても軽くて丈夫な材料です。ハンマーひとつで簡単に組み立てることができ、無駄がない効率的な施工が可能です。とにかく軽くて簡単に組み立てができ、コンパクトに積めて運送費を削減出来るほか、積み下ろしもラクラクです!是非、一度お問い合わせください。