イベントや文化祭、ダンスステージなどに使用されるステージ足場。
近年では購入せずにレンタルされることが多くなっています。

そこで今回はステージ足場とは？特徴などについてご紹介いたします。

ステージ足場とは

ステージ足場は、フラットな広がりの作業床を枠組みや単管といった支柱で支えている足場で、別名「棚足場」「本足場」とも呼ばれています。

一本足場、抱き足場、単管足場などは水平部分がないが、ビデ足場、本足場、楔足場、一側足場等は水平部分があり、地上と同じように平面的な広がりを作りやすいことから、横に広い作業エリアを確保できることが特徴です。

一般的な足場のイメージとしては、人ひとり通れるかどうかの狭い足場を、柱を気につけ避けつつ動かなければいけませんが、ステージ足場ではひたすらにアンチが敷き詰められており、柱を気にすることなく自由に動いて作業できます。

ステージ足場は、体育館や劇場といった階高が高くて面積が広い場所の天井仕上げの足場としてよく採用されています。

また、型枠支保工として組み立てられたものをコンクリートの打設作業が完了したあと、型枠・根太・大引き及び上部の支柱を解体し残った型枠支保工の上部に足場板及び手すりなどを取付棚足場として使用する足場も存在しています。

その他、建設現場以外でもイベントや文化祭、ダンスステージなど日常的に利用されています。

ステージ足場を組み立てる足場の種類

枠組足場

枠組足場は、足場工事の中でもっともよく使用されるタイプの足場で、ジャッキ・筋交・鋼製布板などの部材を組み立てる仮設足場です。

枠組足場は、ステージ足場（本足場、棚足場）として現在最も多く使われている足場として知られています。組み立てと解体に手間が掛からず、軽量で部材の強度も高く安全性の点でも優れています。

枠組み足場を構成するのは、建枠・ジャッキベース・交差筋違・脚注ジョイント・アームロック・鋼製布板・階段枠・梁枠・壁つなぎ・手すり柱・手すり・手すり枠などがあげれます。橋梁工事や建築工事用の足場として非常に多く使われています。

単管足場

単管足場は、枠組み足場に比べて付属品が少なくシンプルに仕上げられるのが特徴です。
単管パイプとクランプのみを使用し、柔軟に足場の形状を変化させられるため、通常足場を設置しにくい場所への設置の際にも便利で、高さを必要としない作業台に使用されることも多々あります。

しかし、逆にシンプルがゆえに枠組足場に比べて安全性や強度面は劣ります。

そのため、長所や短所をよく理解したうえで作業を進めましょう。

また、ステージを組む場合には、単管をただ組み合わせるだけでは強度が足りなくなることが予想されますので積載荷重についても配慮し、安全性を高める努力をする必要があります。

ステージ足場はレンタルできる？

イベントや文化祭、ダンスステージなど日常的に実は目にすることが多いステージ足場は、購入するよりもレンタルすることが一般的です。

ではステージ足場をレンタルするメリットについてご紹介いたします。

保管場所の準備が不要

足場をレンタルすると、必要な時に必要な量だけ借りることができるので、足場の保管場所を確保する必要はありません。もちろん購入することに比べると、一回あたりの費用は大きくなりますが、保管場所の確保に費用がかかる場合は、むしろお得になるケースもあります。

メンテナンスの負担軽減

足場は、高い場所という危険が伴う場所での作業をできるようにするための仮設資材のため、常日頃から安全のためのメンテナンスが必要です。労働安全衛生法第519条にも、損傷や変形がない丈夫なものを使う事が定められています。

レンタルの場合では、レンタル会社にその義務があるため、借り手側としてはそうした負担が軽減されます。

管理にかかる人件費が不要

レンタルであれば、必要なときに必要な量だけしっかりと手配することで、それ以外の時は管理する必要がなく、管理にかかる人件費が不要になります。

まとめ

今回はステージ足場とは？特徴などについてご紹介いたしました。

イベントや文化祭などでよく使用されるステージ足場。購入すると高額で、シーンが変わると使えなくなるということもあり、レンタルされることが多くなっています。

ステージ足場を利用される際は、購入だけではなくレンタルも視野に入れて業者を探してみてはいかがでしょうか？

ASNOVA編集部からのコメント

近年は足場を購入せずにレンタルするというのが主流になってきています！
イベントや文化祭などにもレンタルできるステージ足場は色々あります。
レンタルにすれば初期投資も不要になるので、便利ですよね！是非いろいろな場面で足場を活用してみてください。