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建設現場などで利用される足場とは?名称と役割をご紹介

足場のTIPS

建設資材の足場とは?足場の名称と役割をご紹介します。

 

足場とは

足場とは建築工事において、高所作業における作業員の足掛かりのために、仮に組み立てた構造物の事です。

足場には、くさび緊結式足場枠組足場単管足場ブラケット一側足場張出し足場吊り足場吊り棚足場丸太足場などがあります。

また、足場の組立方として、本足場、一側足場、二側足場、棚足場などがあります。

建設業の死亡災害の約4割を占める墜落・転落事故を防止する目的で、厚生労働省が手すり先行工法を推奨しています。

足場の種類

足場は以下の2種類に大別されます。
①組立足場:パイプや丸太などを使って組み立てる足場
②吊足場:屋上や梁などから吊らされている足場

現在は安全面の考慮して、足場資材として鋼製のパイプが多く使われており、低層住宅の解体現場以外で丸太足場はほとんど使われなくなってきています。

そのため、現在よく使われるている組立足場である「くさび緊結式足場」「枠組足場」「単管足場」の3種類と「吊り足場」についてご説明いたします。

くさび緊結式足場とは?

くさび緊結式足場とは、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱とし、手摺や筋交等を支柱の緊結部にくさびで緊結する方法を取る足場のことです。

特徴としては、ハンマー1本で簡単に組み立てが出来ることです。
国内初のくさび緊結式足場の商品名から、通称として「ビケ足場」とも呼ばれています。

以前は木造家屋などの低層住宅工事用の足場として多く使用されていました。
しかし、最近では中層建築工事用や高層建築物の外壁の塗り替えなど、短期間の補修工事においても使用されることが増えてきています。

くさび緊結式足場の主要部材

基本部材構成は、ジャッキ、支柱、手摺、踏板、ブラケット、筋交、鋼製階段、先行手摺、壁当てジャッキです。

1-2 くさび緊結式足場の特徴

  • ハンマー1本で組み立て、解体が可能。
  • コンパクトに結束できるので、輸送コストが下げられる。
  • 組立が簡単でほかの足場より約20%作業時間を短縮できる。
  • 亜鉛メッキ処理されているので、錆に強く耐久力がある。
  • 主に、中低層建築工事用に使用されている。
  • サイズ規格や形状によってさらに4つのタイプに分類される。

枠組足場とは

枠組足場とは、鋼管を門型に溶接された建枠を中心にジャッキ・筋交・鋼製布板などの基本部材を組み立てる方法を取る足場のことです。

通称として建枠のことを「ビティ」、枠組足場のことを「ビティ足場」とも呼ばれます。
これは、昭和27年に米国ビティスキャホード社より輸入したことに由来します。

主に建設現場のビルの外壁面に沿って設置されます。

枠組足場の主要部材

基本構成部材は建枠・ジャッキ・筋交・ジョイント/ピン・アームロック・布板・壁つなぎ・手摺になります。

枠組足場の特徴

  • 足場の強度が高く、高層建築工事用に使用されている。
  • インチサイズ・メーターサイズの2種類がある。
  • ハンマーによる打ち込みが無いため、組み立て時の騒音が比較的少ない

単管足場とは

単管足場とは、鋼管で作られた単管パイプに、クランプなどの基本部材を組み立てる方法を取る足場のことです。

特徴としては、単管パイプとクランプを軸に、足場の形状を柔軟に変化させることが出来るので、狭い場所でも足場を組むことが可能となります。

主に低層の外壁塗装用の足場として使用されます。

単管足場の主要部材

基本構造部材は、単管パイプ・固定ベース・クランプ・単管ブラケット・足場板・ジョイントです。

単管足場の特徴

  • 狭い場所でも足場を組むことが可能。
  • 主に使う資材が単管パイプとクランプのため、組み立てが簡単。
  • 部材がホームセンターなどで簡単に購入できる。

吊り足場とは

吊り足場は、他の足場とは異なり、上から吊り下げるタイプの足場です。鉄骨の梁などに吊り材を設置し、吊り下げた作業床を支えます。橋梁やプラントなど、足場を下から組み上げるのが困難な場所でも設置できるのが大きなメリットです。

その反面、他の足場に比べてやや設置の難しい足場のため、高さに関わらず「足場の組立て等作業主任者」を選任する必要があります。また、「吊り枠足場」と「吊り棚足場」に大別されるので、状況に合わせて使い分けることも大切です。

吊り足場の特徴

  • 組立てが困難な箇所にも対応可能。
  • 広範囲の作業が可能。
  • 安全性が高い。
  • 工期の短縮に繋がる。
  • 資材の削減に繋がる。

まとめ

今回の記事では、足場とは何か、名称と役割を、現在よく使われるている組立足場である「くさび緊結式足場」「枠組足場」「単管足場」の3種類と「吊り足場」についてご紹介いたしました。 次の3つポイントを押さえておきましょう。

  • 足場とは建築工事において、高所作業時に作業員の足掛かりの為に仮に組み立てられた構造物のこと。
  • 足場は組立足場と吊足場の2種類に大別される。
  • 組立足場は「くさび緊結式足場」・「枠組足場」・「単管足場」の3種類がよく使用されている。

近年では「次世代足場」といわれる足場も登場しており、安全性などから元請け企業の意向によって使用する足場材が異なり始めています。足場材はレンタルをするという選択肢もありますので、「足場を購入するには資金が・・・」という足場業者様は、レンタルも視野に入れることをお勧めいたします。レンタルに関してはこちらの記事をご覧ください。

ASNOVA編集部

ASNOVA編集部です♪足場に関する豆知識や業界情報を定期的に発信しています!ちょっとした暇つぶしにご覧ください!

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